法人化 Part 2

法人化しました！Professional Corporationを作り、名前はそのままでLaw Offices of （自分の名前）, P.C.になりました。目出度し、目出度し（笑）。と、ただここでは終わりませぬ。ビジネスを始めた人ならお分かりでしょうが、電話の手続き（中々スムーズに行きません）からタックスIDの取得、銀行口座の開設、ウェブサイトやメールアドレスの作成、名刺も会社名が加わったので作り直し、損害保険の手続きなど・・色々やる事があります。そのほかに自分でアカウンティングもやる必要もあるので、毎日雑務に追われているという感じです。勉強もしなきゃ～（ってこれが一番大切）。その間に詐欺に遭ったりしてますから、色々と経験は増えました^^。

結構オフィス開設を簡単に考えておりましたが、改めて自営業の人は凄いわと思っております。ビジネスの観点から私の事務所を見ると、考え直す事も多いです。日々精進です。

Eメール詐欺

突然来たメールでの詐欺にまんまと引っかかる所でした。日本人を騙る（Akemi Kobayashi - 同姓同名の方、失礼）個人からのメールで、アメリカで離婚した際に取り決めた財産分与$914,000の内、$810,000をまだ払って貰ってないので、Newberg Kobayashiという前夫から取り立ててくれという依頼がきました。額が大きいので顔も合わせた事の無い弁護士に頼むのはおかしいなとは思ったのですが、では前夫に手紙を書きましょう、料金はいくら、という事で了承してしまいました。手紙の依頼は結局来なかったのですが、しばらくすると前夫が未納金を貴方宛に送金するから、チェックを受け取ってくれ、とAkemi Kobayashiからのメールがあり、私の元に来たのは高額（$278,500)のCitibank発行のCashier's Check（と見えました）。それを私の口座に入れて、現金化された所で私の料金を差し引いて日本に送金してくれと頼まれました。

実は、これは巧妙に仕組まれた詐欺だったんです！私の注意不足でした。ネットで上の名前で検索すると詐欺として沢山表示されます。私は、ちょうど日本の領事館の弁護士リストに名前が掲載された頃で、日本からの問い合わせもあったので、ちょっとおかしいとは思いながら、引き受けてしまったのでした。

ただし、銀行も分かっていたらしくチェックは結局は現金化されず、私の被害も使えないチェックの手数料として15ドルで済みました。もしチェックが現金化されて、日本に送金されていたら、$278,500は私の損となる所でした！ただし、ほぼ毎日だったメールのやり取りに対する報酬は０ですが。それに、前夫と称する男から電話で早く送金しろと怒鳴られました。やっぱり、ちょっと変だと思ったら気を付けないといけないですね。ああ。

*写真はAkemi Kobayashiが私に送ってきたパスポート写真。もちろん、偽造のはず！

法人化

今の所は自分個人での経営でやって行こうと思っておりましたが、賠償責任や名前の登録など色々と考えて、法人化することにしました！とはいえ、従業員はいないし、自分個人でやる事には変わりないのですが。医師や弁護士が設立できるPC（Professional Corporation）にする事にしました。

ビジネスを初めてみて1ヶ月ちょっと、まだまだ知らない事が多い毎日ですが、焦らずボチボチ行く事にしました。今の私の心の歌は「365歩のマーチ」です（年がバレる！）。ままになる日もならぬ日も、汗かきべそかき行くぞ～。